■クアバ・ヘネロソス■ キューバ産 ★★★★★
フィギュラドスタイル。産業革命時代ではポピュラーだったが今や珍しい形。
ディヴィノスが非常に好みだったのでこのサイズの物にもチャレンジ。
まずこのシェイプの宿命として、最初の立ち上がりと序盤の吸い込みが
非常にタイト。多少なりとも頬の力も使う。カットもギロチン以外では
なかなか出来ず(パンチカットは事実上不可能である)、
必然的に辛味が増すので、やや余裕を持った位置でカット。
強さがありながら乾燥した林檎のような、独特のフルーティーさ。
ディヴィノスでも感じた土壌系のコクと、牛乳のようなクリーミーさも十分で、
コーヒーで合わせたりもしますが、これ自体に甘みが強いので、
モルト等スタンダードなお酒と合わせるのが良いのかもしれない。
あー、この林檎とクリーム系の味はやっぱり好み。
強さの変化は特殊で、多くのレビューで書かれている通り、
終盤よりも、一旦太くなっている部分に差し掛かった前半あたりに
強烈さが来る。ある程度抑え気味で吸わないとクラっと来るかも。
他では中々見られない燃口
最も太い部分を越えると、程よい強さを残しつつ徐々にマイルドになって来る。
強さ&果実風味&クリーミーさと、かなり豪勢と言うかリッチな味。
燃えた暖かい煙も、焼き菓子のようなイメージで心地良い。
林檎臭がもう少し甘酸っぱい味に変化。カラメルのような甘さではなく、
酸味と共にある果実の甘さで、同じ果実酸味系のロメオより濃く感じられる。
終盤、潜在的な強さはかなりのものですが、口当たり自体はマイルド
香りは控えめとなるも、雑味や辛味とは無縁で濃厚な味。美味しい。
ギリギリまで吸いつつ終了。やはり期待を裏切らない。
この濃厚な甘酸っぱさと、他の銘柄には存在しない乳製品のような
独特のクリーミーさを味わって頂きたい。
尚、先端近く細めにカットすると少々濃すぎるので、
自分はバンドのやや下あたりをカットしている。
カットする位置で味を調整してみるのも面白いかも知れない。
Cuaba_Generosos 独特の形。カットした先端が可愛い。
PV:Figurado FN:Figurado
Ring:42 L:132mm/5.1inc