■ヘンリーウィンターマーズ ハーフコロナ■ ドライシガー ★★★★★
ドライでありながら上質なハーフコロナで説明不要の有名銘柄。
オランダ物に多くある極端な辛さや荒味はまったく無い。
ほどよく熟れた煙草のコクと植物系の旨み。舌に乗る甘味も手伝ってか、
鼻腔に通る煙もハーブ系で甘酸っぱい感じ。
おおざっぱに言えばですが、香りの系統としてはロメオに近いだろうか。
ドライ特有の乾いた旨みプラス、やはりこの少し熟れた感じの煙草感が良い。
このコクがなんとなくハバナを思わせるコクで、たぶんですが製作者も
ある程度はハバナの代用品として意識したのではと思わせる。
半端なプレミアムシガーより断然美味しい。僅かながら味の変化もあり、
後半やや辛くなりますが、同時に甘味と香りも増すのでOKでしょう。
サイズがサイズなので勢いを付け過ぎると強くなりすぎるので注意。
ドローもスムーズで…というか非常に良い。良過ぎる位良いので、
少し過燃焼気味だろうか(これを吸うと毎回こうなんですが)。
辛いオランダ物の中にあって、コクと旨みを追求した銘柄。
舌に乗る甘味はハバナ特有の旨みなんですが、それに近い味を実現してこの価格。
そういえば、今でこそ葉巻を海外輸入で大量発注し楽しむ毎日ですが、
葉巻に手を出し始めた頃、当時24の若造にはまだまだプレミアムは手を出し辛く、
この銘柄とビリガーで、なんとなく練習するような事をしていました。
尚、同じオランダの有銘柄である『パンター』シリーズも練習にと思いましたが、
アレは今吸っても辛い印象なので、当時の自分は「葉巻って辛い!怖ぇえー。」等と
思ってしまった事もあり、懐かしくも恥ずかしい思い出(笑)。
例の馬ロゴ。デザインも良い。